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ブレーキパッド(交換時期)

ブレーキパッドは、キャリパーローターの間に位置する磨耗部品です。ブレーキングすることで磨耗し消耗していきます。自転車でいうところのブレーキのゴムのようなものです。

ブレーキパッドには適正温度域という、ブレーキが性能する温度域というものがあります。普通純正で採用されているものは、0℃〜といった待ち乗りから高速道路走行などの一般走行を想定した温度域までしかカバーしていません。ハードブレーキングを繰り返すことで温度は常に上昇していきますので純正パッドでは、カバーしきれなくなってきます。そこでパッドをスポーツパッドやレーシングパッドに交換し、ハード走行に適したブレーキにする必要がでてくるわけです。

適正温度域には、色々な種類があります。待ち乗りからサーキットまでオールラウンドでの使用となると0-700℃などでかまいませんが、サーキット専用であれば、300-800℃などの完全競技用をおすすめします。

(競技用ブレーキパッドを一般道で使用するのは法規違反です。しかも適正温度外での使用はローターにも悪影響を及ぼします)

パッドのメーカーでは、プロジェクトμや、エンドレスが有名です。

ブレーキ

ブレーキパッド 交換時期

チューニングを行う上で継続的なメンテナンスが必要なのがブレーキパッドの交換です。ブレーキパッドは磨耗することでその厚みが無くなり、ブレーキ性能が低下するので適切なブレーキパッド交換時期に交換しなければ、非常に危険です。一般的にブレーキパッド交換の必要がある時期というのは明確に定められていませんが、おおよそ、ブレーキパッドの残厚が、裏板を含めた状態で10mmを下回ると交換が必要といえます。

ブレーキパッドの交換時期を過ぎた状態(10mm以下)では、非常にブレーキ性能も低下しており、10mmからのブレーキパッドの減りも非常に早くなります。したがって10mm以下になると早期交換が望ましいといえます。

ブレーキパッドの一般的な交換方法は、まずブレーキパッド交換の際にブレーキシリンダを広げるため、ブレーキオイル(ブレーキフルード)が溢れないように抜き取りを行います。抜き取りは、今回は注射器のようなものと、空きペットボトルを使用しました。


ブレーキフルードは画像の白のタンクになります。


ブレーキオイルタンクの蓋を開けて抜き取ります。抜き取ったブレーキオイルは後で再び注入するため、空きペットボトルにて保持しておきます。


ブレーキオイルの抜き取りが完了したら、ブレーキパッドの取外しです。手順としては「タイヤ取外し」→「ブレーキキャリパーからブレーキパッド取外し」です。


ブレーキパッドは、キャリパーのピン2つと留め金で固定されています。よってこの3つを取り外すだけでブレーキパッドが取外しできます。


ブレーキキャリパーのピンは、ピンポンチを使用してハンマーなどで取り外すと簡単に外れます。※ピンポンチを使用する場合、画像のようにピンポンチの中央部分にビニールテープを巻いておくと、たたきすぎたときにブレンボキャリパーに傷が付くことを防ぐことができます。


ピンを取り外すためピンポンチを使用しているところです。


片一方のピンが取れたら、留め金を取り外します。そしてもう一方のピンも同じ要領で取り外します。


取り外した、ピン2つと留め金です。


ブレーキパッドを取り外した状態のブレンボキャリパーです。


新しいブレーキパッドは、使用済みのブレーキパッドに比べて分厚くシリンダが邪魔で入らない場合があるので、ウォータポンププライヤなどを使用してシリンダを押し広げます。(このとき旧ブレーキパッドを再び挿入してウエスなどをかぶせると楽で、傷も付きにくいです。)


取り外した、純正ブレーキパッドです。


こちらが純正ブレーキパッドについていた純正シム。新しいパッドに付け替えます。


ブレーキパッドを取り外した上体のブレーキキャリパーは非常に汚れているので、ブレーキクリーナーなどを使用してきれいにすると良いでしょう。


こちらが今回装着するエンドレスCC−Xです。ブレーキ鳴きを軽減するために、今回もワコーズブレーキプロテクターを使用します。シムとパッドの間にも塗布します。


ブレーキの清掃やグリース作業の際は、ビニール手袋などを使用すると良いでしょう。ダイソーで100円70枚入りで販売されています。


ブレーキプロテクターを塗布し終えた状態のブレーキパッドです。


後は、ブレーキパッドを取り付け、再びピン2つと留め金を装着するだけです。キャリパーに入りにくければ、古いパッドを入れてウォーターポンププライヤでキャリパーを広げる必要があります。


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