追加メーター

追加メーターとは、標準で備わっている水温計などの計器類以外に、更に油圧計・油温計・ブースト計・排気温度計など各種計器を追加で装着すること（もしくはその追加するメーター）をいいます。

車の情報を細かく把握し、安定した走行を行う為には必須パーツです。後付けになるのでＡピラーに装着したり、センターコンソールに内蔵したり取り付け方は色々あります。中には純正のオプションパーツで追加メーターが存在する場合もあります。この場合は、内装とのマッチングがいいので純正っぽくなってなかなかいいのではないでしょうか。ただ、レーシーさを求める人には、やはりＡピラーなどに取り付けるほうがカッコいいでしょう。

追加メーター：ブースト計（ブーストメーター）

追加メーターであるブースト計は、ターボ車において過給圧を表示するメーターです。走り屋の間ではブーストメーターという呼称や、ターボメーターという呼ばれ方をして非常に馴染みの深い追加メーターです。

ブーストメーターは、ターボの過給圧を表示するわけですが何故そのような過給圧を知る必要があるかというと、レースや走り屋などの間では車を過酷な条件にさらす訳ですが、その状況においてもターボシステムが正常に作動しているか、またそのレース後にも正常にブースト制御が行われているか（レースを終えた後、車両にトラブルが無いか等）を把握するために必要になって来るわけです。

ブーストメーターが非常に有意義に機能した私の例を挙げると、ランサーエボリューション９で高速走行を行っていたとき、いきなり異音が発生し加速が鈍くなりました。その際に、ブーストメーターを見ると案の定、ブースト圧が0の状態のまま動かないという状況が発生しました。瞬時に「ブーストが掛かっていない、ターボ系統のトラブルだ。激しい走行はせずに安全運転で停車できる位置に停車しよう」と適切な判断ができました。

実際、その後にランサーエボリューション９をディーラーに持ち込むとタービンブローという予想通りの結果となりました。このようにブーストメーターは、ターボ車両において特に激しい走行を行う場合や、車両自体がハイスペックな場合に特に役に立つメーターであるといえます。ブーストメーターは、あまりハード走行を行う事が無い人にとってもあまり役に立たなくとも、備えあれば憂いなしということがいえます。