
アクアタイヤ
アクアのインチアップをすると必然的に扁平率の低いタイヤを装着することになりますが、アクアに低扁平率のタイヤを装着することは、雨天時の性能が標準のものよりも劣ってしまうという弱点があります。
しかし、最近ではそのデメリットを補うべく装着方向の決まった「ユニディレクショナルパターンタイヤ」の開発が進んでいます。
市販されているほぼすべてのタイヤのトレッド面に溝が掘ってありますが、メーカーやタイヤの種類によってもそのパターンは異なるものになっています。
一般的なタイヤのトレッドパターンは、数本の縦溝に斜め方向に横溝が掘られたものが多くありますが、アクアの左右どちらに取り付けても同じパターンになるように設計されています。
これに対し、ユニディレクショナルパターンタイヤはトレッド面の中央から左右に水が流れるように、トレッド面を中心に左右対称のパターンが描かれています。
一定の方向にしか使用できないデメリットなどはありますが、トレッドパターンの違いにより一定の方向だけに排水するよりも左右両方に排水する方が、雨天時の安全性が高まることが分かると思います。
アクアにユニディレクショナルパターンタイヤを使用することは、安全上のメリットも大きくありますが、自分でタイヤの取り付けやローテーションなどをする場合には、この方向を絶対に間違えないように気を付ける必要があります。
誤って逆方向へ取りつけてしまうと、排水される水はすべてタイヤのトレッド中央へ集まりハイドロブレーニング現象が生じやすくなってしまいます。
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