FT-86 グレード

FT-86では、200万円以下のグレードが存在するということで、大きな話題を呼んでいます。

ちなみにこのグレード、カスタマイズとサーキット仕様ベースとして、廉価で発売されたモデルです。

FT-86 グレード

あらかじめ、パーツを組み込んでいくことを想定し、最初の状態では徹底してコストダウンが図られています。　

たとえば、その象徴的な例として、このグレードにはエアコンがついていません。

今日び、エアコンがついていないクルマなんて、FT-86をのぞいては、ほかにないかもしれません。

また、バンパーも未塗装で、こちらも大きな話題を呼びました。　

さて、こちらの200万円以下のグレードではエアコンやバンパー未塗装などにより、徹底したコストダウンが図られています。

しかしこのような使用にも関わらず、あえて標準搭載されているものがあります。

それはVSCです。

つまり、横滑り防止装置。

モータースポーツベース車両にVSCが標準装備されているとは、何ともおかしな話のように思えます。

しかし、ちゃんとついているのです。　

このグレードにVSCが標準搭載されているのには、ワケがあります。

トヨタでは、2012年10月以降の新車は、このVSCが義務化されることが決まっているからです。

そのため、それを先取りする形で、FT-86には、前者にVSCが標準搭載されているのです。

ちなみにこの機能、一般的には「ESC」と呼ばれています。　

今や、スポーツカーも安全性を重視する時代です。

まさに現代をゆくクルマですね。