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魅惑のツール「トルクレンチ」

パーツの取り付けや、自動車のメンテナンスの際にボルト類の締付けはどのように行われていますか?ホイールの締付けをはじめ、自動車のパーツ類や接続部位のボルトというのはすべて「締付けトルク=締付ける力」が決まっています。従って、ある程度の人の力を加えて締付けておくだけでは、後で緩んだり、逆に締付けトルクがきつ過ぎてボルトが折れたりする場合があります。

そんなトラブルの不安を取り除いてくれるのが「トルクレンチ」です。トルクレンチは、自動車をはじめとする工業製品の組み立てなどに用いられる「指定したトルクをボルトに加える」事ができるレンチです。トルクレンチがあることで、整備書に規定されている締付けトルクできちんとボルトを締めることができます。

よくあるのが、ホイールの締め付けでのトラブルで、トルクレンチを使用せずに無理にきつく締めすぎて(足で締めたり)ボルトがおれてしまったり、再び緩めようとしたら硬すぎて緩まなくなっていたというのはよく聞く話ですが、これもトルクレンチがあれば、「きつすぎず、ゆる過ぎない」メーカー指定のトルクで締めるけることができます。

他にも、社外品のバケットシートなどを装着した場合にシートのスライド機構がとても重たくなるというケースがあります。これもシートレールとシート、そしてシートレールと車体の締め付けトルクがきつすぎることによって、必要以上の圧力が掛かっていることが原因という場合もあります。この場合も、バケットシートやシートレールメーカー指定の取り付けの際の締め付けトルクをトルクレンチできちんと締め付けることで、必要以上にシートスライドが硬くなるということはありません。(もともとバケットシートは安全性の面からスライド機構は固めです)

上述したように、トルクレンチを使用するとメーカーが定めた整備の規格を守ったメンテナンスが行えるというわけです。市販トルクレンチは、締め付けトルクを任意の圧に設定することができ、汎用性があるので様々なパーツの取り付けや整備に使用することができます。中には、ホイール取り付け専用トルクレンチ(締め付けトルクが固定のタイプ)もありますが、とにかく自動車の整備というのは安易に行うと重大な事故にもつながる恐れがあるので、こういった工具を使用して適正な締め付けトルクで正しい整備を行うようにしましょう。

■トルクレンチ

トルクレンチは、工具の中でも高額な部類にはいるレンチです。市販されているもので安いものでも7000円程度します。
トルクレンチ

■トルクレンチ

このトルクレンチは、ブリップ部分のダイアルによって締付けトルクを調整することができるタイプです。他にはデジタル式のものや、メーター式のものなどトルクレンチの種類は様々です。
トルクレンチ

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