インプレッサ WRX STI spec C TYPE RA-R

インプレッサ WRX STI spec C TYPE RA-Rは、０６年１１月に登場したピュアドライビングスポーツを開発キーワードに、エンジンやサスペンション、ブレーキにタイヤまで、ＧＤＢをベースに走りを突き詰めたインプレッサです。

まず最大の特徴はブレーキです。国産市販車で初めてブレンボ製のモノブロック対向６ポットキャリパーを標準装備、さらに大型２ピースロータを装着しています。このローターに刻まれたスリットは、Ｓ耐マシンで採用したパターンを、ストリート用に改良したもので、予選アタック使用からフィードバックされておりブレンボとしても世界初採用パターンです。ブレーキシステムの市販予定は検討中らしく、噂では１００万ぐらいともいわれています。

その他にも、ＲＡ−Ｒ専用に減衰セッティングされたダンパーに、強化ローダウンスプリングやピロブッシュ付きアームなど、サスペンション＆駆動系を中心に煮詰められています。さらにエンジンも、Ｓシリーズと同様の３２０馬力仕様を搭載し、パワーに関してもしっかりレベルアップされています。ボディカラーは、ピュアホワイト、ＷＲブルー・マイカーに加えＲＡ−Ｒ限定カラーとしてアストラルイエロー（５０台限定）が設定されています。

ここまで走りを全面に気合いが入った限定モデルは、長いインプレッサの歴史の中でも初めてです。市販モデルの約７８万円アップでも、十分納得できる歴代最強の戦闘力を持っています。

車型式 ＧＨ−ＧＤＢ 駆動方式 ＡＷＤ ミッション ６ＭＴ 車重 １３９０ｋｇ タイヤサイズ ２３５／４０Ｒ１８ ホイールスペース ２５４０ｍｍ エンジン ＥＪ２０ 排気量 １９９４ｃｃ 最高出力 ３２０ｐｓ／６４００ｒｐｍ 最大トルク ４４．０ｋｇ／４４００ｒｐｍ メーカー希望小売価格４，２８４，０００円（税込）