エンジン
最近の車のエンジンは良くできていて定期的なメンテナンスをサボっても、すぐに壊れてしまう事はありません。しかし、高回転までキッチリ回して使う走り屋のエンジンになると、メンテナンスをしているのとしていないのでは、耐久性やパワーに与える影響は驚くほど大きく変わります。
1番注意しなければならないのはエンジンオイルです。量が減ったまま補充もしないのは危険です。汚れたオイルのままではエンジン各部の潤滑が行えなくなってしまい摩耗が促進されてしまいます。また、オイルエレメントの交換も重要です。内部のフィルターが詰まってもリリーフバルブからオイルが循環される為、汚れたオイルでエンジンは悲鳴を上げている状況です。この他にも摩耗によって各部の発熱量が上がり、熱によるシール類の損耗が促進されるなどの現象がおきます。
吸気部分に関してもエアクリーナーの目詰まりで、タービンのスラストガタが出やすくなったり、タイミングベルトが伸びてバルブタイミングが狂うと、パワーがガクンと落ちてしまいます。さらに、ベルトが切れると最悪ピストンがバルブに直撃して、エンジンブローで廃車にせざるを得ないなんてことも起こりえます。日頃のメンテナンスはできる限り怠らないようにしましょう。
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