SAE規格
SAEは、オイルの粘度を表す分類規格で、よく「10W-30」といった表記がされています。これは「W」の前部にある数字が低温時のオイルの粘度を表すもので数字が大きいほど、「冷えているときオイルが、硬い」ということになります。同じく後ろの「-」に続く数字は暖まった際のオイルの粘度を表します。この2つの表記で「低温時から高温時のオイル粘度特性」を知ることができます。
一般的にターボ車など高温高負荷になりやすいエンジンでは、油膜強度を高めた硬い粘度のもの(例えば15W-50)を入れる傾向にあります。逆にNA車などは、エンジンの回転や吹けあがりの良さを求める必要があるため、粘度の柔らかいオイル(例えば0W-30)を入れる傾向にあります。
さらさらなオイルほど、燃費が良くなり、硬いオイルほど、高温高負荷に強くなります。
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