スリットローター
スリットローターとは、ローター表面にスリットの入ったストッピングパワーの強化されたローターです。熱の放出性や耐フェード性、コントロール性、またブレーキダストの排出性などが向上されています。特にフルブレーキングを連続した場合など、シビアな状況でその効果を発揮します。
ただ、ローター自体の寿命が純正ローターに比べると短命です。更にブレーキパッドの減りも早くなります。それほど極端に寿命が短いというわけではありませんが、純正の交換サイクルを考えると明らかに寿命は短くなります。交換時期に関しては、スリット(溝)が見た目で分からなくなったら交換となります。
よく止まるという事に関しては、申し分ないので安心パーツの1つといえます。
もちろん、待ち乗りでの使用に関しても問題ありません。
!しかし、作者は以前、よく止まるがゆえにびっくりした体験をしました。軽量のスポーツカーで高速を走行中、渋滞に巻き込まれ、発進・停止を繰り返していました。その時、前方までの距離がある程度あき、前進して前の車の手前で普通に止まりました。
すると後方でトラックが急ブレーキで停止していました。もう少しで追突されるところでした(多分トラックのドライバーはそんなに急に止まるれる事を想定してなかったんでしょう)。
よく止まるというのは確かに安全ですがこういった状況では逆に危険要素が増えます。一般的なストッピングパワーのブレーキならもっと手前でブレーキングして、後方のトラックにも早めに警告でき、そういった状態にはならなかたったかもしれません。公道ではチューニングされた安全な車両ほど周りとの格差を常に意識し安全運転を心がける必要がありますね。
他にもローターに穴が空けられた、ドリルドローターというのもがあります。こちらも基本的に対フェード性などの性能向上が期待できます。
------------------------------------------------------------------------